症状 |
初期は高熱、下痢、肺炎などの消化器と呼吸器の障害があらわれます。後期は神経がおかされて、けいれんなどの症状をあらわすこともあります。
一般に子犬が感染しやすい病気ですが、免疫力のない成犬や老犬も感染する場合があります。また、体力が衰えているときさまざまな細菌が二次的に感染してしまい、症状はさらに悪化します。ハードパットと呼ばれる四肢の裏の肉球が石のように硬くなる症状もジステンパー特有のものです。
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原因 |
くしゃみ、鼻水、目やに、便、尿などから経口感染します。ウイルスは全身に広がり、最終的には脳までおかしてしまいます。 |
診断方法 |
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治療方法 |
長期にわたる入院治療が必要で、対処療法と、二次的な感染予防のための各種抗生物質などの投与を行います。また、体力を落とさないために、栄養剤やビタミン剤を投与し、十分な保温を心がけます。 |
予防方法 |
定期的なワクチン接種に予防します。
2種、5種、9種などの伝染病に有効な混合ワクチンがあり、多ければよいというものではないので、どれにするかは、獣医師の判断を仰いでください。
生後2ヶ月頃に1回目、生後3ヶ月頃に2回目、場合によっては、生後4ヶ月頃に3回目を接種し、それ以降は、年に1回のペースで接種します。
サークル、寝床、食器などをいつも清潔に保ってください。天使の水での、消毒も効果的です。 |