症状 |
第三眼瞼腺が赤く膨張して目頭から外にとびだします。それがチェリー(さくらんぼ)のように見えるため、一般にチェリーアイとよばれます。
大きくふくれた第三眼瞼腺が目を直接刺激したり、目頭の不快感で犬が目をこすったりするため、結膜炎や角膜炎を併発することがあります。 |
原因 |
第三眼瞼と第三眼瞼腺との結合組織が先天的に欠けていたり、結合が不十分だったりすると、第三眼瞼腺が第三眼瞼の外にとびだして炎症をおこし、大きくふくれます。こうなると、それを無理に押し戻そうとしても、すぐにまたとびだしてしまいます。
ビーグル、コッカー、ペキニーズなどの犬種では、先天的な原因によって若いうちから発症することが多いようです。 |
診断方法 |
非常に特徴的な症状なので、目を見ればすぐにチェリーアイと判断できます。 |
治療方法 |
症状によっては、手術で突出した第三眼瞼腺を切除しなければいけないこともあります。切除後は二次感染をおこさないように気をつけてください。ほとんどの場合、きれいに治ります。 |
予防方法 |
日々、犬の体をチェックしてあげて、早期発見、早期治療を心がけましょう。 |